昨日、兵庫県芦屋浜でのジュニア大会に小学5年男子が出場!。 その中で2回戦での試合内容が気になるところです。
ゲームの流れをいうと0-1、1-1、2-1、3-1、4-1、5-1(15-0)UPから
この次に何気ないダブルフォルトをしてしまい、このゲームを落としてから
流れがジワジワ相手に移り瞬く間に5-4!
完全に流れが変わってしまい心が崩れてしまっていました。
戦意喪失!? ただただ繋ぐことしかできなくなりイップス状態。
想像通り5-5! このゲームのファーストポイントを落とすと『負ける』と
確信しました。案の定落としてしまい 0-15 スタート!


しかし、ここからある出来事が………
相手の選手のテニスが消極的になってきたと思いきや
こちらは開き直りテニス!途中ロングラリーの応酬もありましたが
結局7-5で逃げ切る。


私は思います、5-1UP時のダブルフォルト自体はスコアー上、特に影響は
ないと思いますが、問題はダブルフォルトではなく
ダブルフォルトをしてしまった『心のスキ』に問題があります。
完全な負け試合の中で相手の選手も1-5から必死に諦めずに挽回し
5-5で追いついた途端、勝ちを意識しすぎたのか動きがおかしかった。
逆にこのような試合展開で最後は開き直れて自分のテニスに引き戻し
勝利出来た事は感心しますが、ただ全体の試合の流れの締めが悪い!
心理状態を探ると

・5-1の時は  このまま勝てるな
・5-2になって まあいいか
・5-3になって ヤバいな
・5-4になって どないしよう負けてしまうかも
・5-5になって 放心状態から開き直り
・6-5になって 取り戻す
・7-5      勝利

『心のスキ』実に怖い!どう転がって行くかわからない。
如何に1球、1ポイントを大切にしていかないといけない事が再認識させられました。


この1球は絶対無二の1球なり
されば心身を挙げて1打すべし
この1球1打に技を磨き、体力を鍛え、精神力を養ふべきなり
この1打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ


やはり蘇ります。